なんか気になる!!けど、生徒玄関までついちゃったからなぁ。今度聞こう。

「あれ?会長は?」
靴を履き替え回りをみたら、姿はなかった。
「先生に資料出すとかで、先いっててだって。」
「そうですか。じゃあ、待ってましょうか?」
会長は男だけど、さすがに一人で帰るわけにはいかないだろう。しかし、
「僕一人で待つからいいよ。もう迎えが来てるだろう?」
確かに、前に来ている。
「じゃあ、すみません。」
ぺこっと頭を下げて、車へ向かうと、手を振ってくれた。

車から人が出てきた。私はいつものようにその人に走っていく。
そして、その人は言った。