「ここの学校の受験を受ける日僕、道に迷ったんですよ

時間も迫ってて焦ってる時声をかけてくれたのが先輩だったんです

あの時先輩は笑顔で“笑顔笑顔!運が逃げちゃうよ!大丈夫だよ!私でも受かったんだから!自信を持って!”って言ってくれたのを今でも覚えてます」



「あ!あの時の子か!」




にこと笑う彼。


「先輩の名前を聞きそびれてしまったので友達の先輩に聞いたんです

あ、ここの生徒なんですけどね

それからずっと先輩の事ばかり考えてました


僕ずっと今日という日を楽しみにしてました

昨日なんて楽しみすぎて眠れなかったんですよ」



天使のような笑顔に胸がときめく。


「先輩のことが好きです

大好きです

僕と付き合ってください!」



一気に顔に熱が集中する。