がばがばと口にお粥を運ぶ達也の姿は、また私を嬉しくさせてくれる。
ずっと曇ってる私の心のもやを晴らすみたいに。
「あっちっっ、でもうっめぇ〜」
そんな様子を見てる私に気づくと、あーんてしてくれた。
熱いから気をつけろよって言いながら。
口に入ったお粥は思ってたより熱くて、私は空気を吸い込んで口の中で冷ましながら食べた。
「うまいだろっ?」
そう言ってにこって笑う達也。
何も知らない達也。
そして何も思ってないかのようにいつも通り返答する私。
「これ誰が作ったんだっけ?」
ちょっと得意げに言ってみる。
そしたらおいしいよ、葵って言って、頬にちゅってキスをひとつしてくれた。
達也のこういう動作はずるい。さりげないのに、なぜかインパクトがあって記憶に残る。
テレビの音がして画面を見ると、いつもよく見る夕方のニュースがやっていた。
明日は午後から雨か、傘持ってかなきゃ。
それにもう6時すぎだし、そろそろ帰ろうかな。
達也の食べた食器を片付けて、クイズ番組を見てる達也のそばに座る。
達也は芸能人たちと一緒になって問題を解いてるけど、なかなか正解できない。
ずっと曇ってる私の心のもやを晴らすみたいに。
「あっちっっ、でもうっめぇ〜」
そんな様子を見てる私に気づくと、あーんてしてくれた。
熱いから気をつけろよって言いながら。
口に入ったお粥は思ってたより熱くて、私は空気を吸い込んで口の中で冷ましながら食べた。
「うまいだろっ?」
そう言ってにこって笑う達也。
何も知らない達也。
そして何も思ってないかのようにいつも通り返答する私。
「これ誰が作ったんだっけ?」
ちょっと得意げに言ってみる。
そしたらおいしいよ、葵って言って、頬にちゅってキスをひとつしてくれた。
達也のこういう動作はずるい。さりげないのに、なぜかインパクトがあって記憶に残る。
テレビの音がして画面を見ると、いつもよく見る夕方のニュースがやっていた。
明日は午後から雨か、傘持ってかなきゃ。
それにもう6時すぎだし、そろそろ帰ろうかな。
達也の食べた食器を片付けて、クイズ番組を見てる達也のそばに座る。
達也は芸能人たちと一緒になって問題を解いてるけど、なかなか正解できない。