そんな俺を建斗は追いかけてきた。 「おい、蓮!!待てよ!!」 俺は、建斗の言葉によって、足を止めた。 「どうしたんだよ、急に。」 「わりー、建斗。俺、恵理のこと忘れるなんて無理かも…。」 「あのことか…??」 「あぁ。なんで、恵理を傷つけた奴に俺がチヤホヤしないといけねーんだよって考えたら、イライラが止まらなくてつい…。」 そんな俺に建斗は優しく肩を叩いてくれた。