「ぜってぇーあきらめねぇーぞー」 
 
その裕輔の声に私はまた、走り出した。 
 
ゴメン・・・裕輔・・・ 
 
「夕美ーあきらめねぇからなー」 
 
その声がかすれて聞こえてきた。