「離してよ!!」 
 
「俺は・・・・夕美が好きなんだ・・・」 
 
えっ!?・・・好き・・・?嫌いじゃなくて? 
 
「俺・・・ずっとお前のことを見てた・・・幼なじみでもなく・・・一人の女として・・・ずっと・・・好きだったんだ・・・」 
 
裕輔は私をギュッと抱きしめた。 
 
私は驚きすぎて動けない。 
 
「苦しい・・・」 
 
「ご・・・ごめん!!」 
 
裕輔はパッと放した。 
 
顔が熱っている・・・ 
 
急な告白に私は驚き、アキラの事は頭に無かった。 
 
あっ・・・今のうちだ・・・ 
 
私は窓に手を掛けベランダに出た。 
 
私のベランダにジャンプした。 
 
私のファーストキスが・・・ 
 
そう思うと涙が零れ落ちた。