「お・・おい!!」 
 
裕輔が私の肩をグイッと掴み裕輔の方に向かされた。 
 
「っ!!な・・・何で泣いてんだ?」 
 
裕輔はやっと私が泣いているのに気が付いた。 
 
「これ・・・」 
 
私はケータイを裕輔に向けた。 
 
「ケータイがどうしたって言うんだよ」 
 
「と・・とぼけないでよ!!」 
 
私は怒鳴った。 
 
「裕輔・・・アキラからのメール消したでしょ・・・」 
 
私は泣きながら言った。 
 
「それは!!アイツがお前に”付き合いたい”何て言ったから・・・」 
 
裕輔はアッと言う顔をした。 
 
「アキラから私に”付き合いたい”ってメールが来たの?それも消したの・・・?」 
 
私はケータイを両手に持ちながら言った。 
 
裕輔は黙り込み口を開いた。
  
「ああ・・・そうだよ!!」 
 
「私を・・・弄ばないで!!」 
 
私は流れ落ちる涙を拭きながら言った。