「サンキュー・・・ん?俺の顔に何か付いてる?」 
 
裕輔は自分の顔を触った。 
 
私は裕輔をジッと見つめていたのだ。 
 
「う・・・ううん」 
 
私は首を振った。
 
私はフォークにケーキを一口分刺した。 
 
「は・・・はい」 
 
私は裕輔の口へとケーキを運んだ。 

「あーん」 
 
裕輔はケーキをパクリと食べた。 
 
「うまい!!」 
 
裕輔が笑った。 
 
「裕輔・・・生クリーム付いてる・・・」 
 
私はそう言いながら裕輔の口元に付いているクリームを拭き取った。 
 
私の目線の先には裕輔の唇・・・ 
 
あっ!!フォーク!!間接キス!! 
 
私の顔が赤くなった。