「あっ!きみ!!」 
  
金色の髪の人が急に言った。 
 
「私?」 
 
「そうきみだ」 
 
この人私の事知ってるの? 
 
会ったことも無いのに・・・ 
 
「夕美この人知ってるの?」 

翠は私をポンと押した。  
 
「知らない」 
 
私はキッパリと言った。 
 
「ぷっ!!」 
 
金色の髪の人は笑った。 
 
「?」  
 
「何がおかしいの?」 
 
「いや・・・キミ朝注意されてたでしょ」 
 
「あっ!!はい・・・」 
 
「俺も注意されてたんだよ、よっぽど眼中に入ってなかったんだね・・・・」 
 
金色の髪の人がしょぼんとした顔をした。