「 ったく、… 」

「 もう教室帰れば? 」

「 え?、…やっべ! 」


時計を見れば、
もうチャイムが鳴る頃。

上村は走って戻った。



( キーンコーンカーンコーン )




「 鳴ったじゃん。 」





折角の1人の休み時間が、
上村のせいで空回り。

あいつは本当、
歯車が狂う程の奴。