**___拓哉さいど___**



「 あのねっ、…… 」


こいつは、……
天野は。

今までみたことない、
情けない顔で。

いや。

俺にとっては、
すごく。
すごく愛しい顔で。



抱え込んでいることを、
全て話してくれた。





やっぱり俺、
天野が好きだ。

すごい好き。




だから。

だから、







____天野を助けたい。