「で、なに?」

スプーンを皿の隅において流雅と、その横の人に視線を移す


「えっとね、まずこいつ。昨日言ってた俺らの仲いいやつ。おい、京自己紹介しろ」

あ、やっぱりこの人が京ってひとなんだ

しぶしぶこっちを向き
下を向いていた顔が上がり
あたしと目が合う










「…」
「…」





お互いに見つめあったまま
しばし沈黙が流れる