「そっちは?なんかあったか」

何もかもを見透かしたように俺を捉える色素の薄い瞳


こいつに隠し事って無理だとおもう

そう実感した

「新入生の、女子と仲良くなった。」
「そんなどうでといいこたぁ聞いてねぇよ」
そう吐き捨てて
タバコに火を付ける京


「ちげぇよ、その子華乃さんの知り合いっつーの?なんか、その子曰く華乃さんは大切な人らしい。口だけかと思ったが俺らがいろいろ目撃したから、ほんとののとだ」

一通りはなしてから京をみる

………

なかなかに驚いた見たいだ
タバコに火を付ける手が止まってる