カバンとブレザーを片手にバタバタと一階へ続く階段を降りる


「おはよっ!!」


リビングにはほわほわと湯気のたつ美味しそうな朝食が並んでいる


急いで椅子に座って
ブルーベリージャムの塗ってあるトーストにかぶりつく


「あら、柚伽、制服似合うじゃない?さすがお母さんの娘!見た目だけはいいじゃないの」
うふふふ

そう笑って上機嫌にコーヒーをすする


おいおい
見た目だけとは失礼じゃないか?
中身だってなかなかにいいんだよ!


「あ、母さん、学校に出す書類とかは?あと、新しい家の住所と鍵ちょーだい」

そう、あたしがこれからいく学校は隣の県のためあっちて今日から1人暮らしをするわけだ