祐サンに出逢ってから私は益々チャットに嵌っていった。

忙しいのに毎日祐サンはチャットルームに来てくれて

私と一頻り話して時間を過ごした。

「ねぇリサさん」

「はい?」

「これから言う事冗談じゃないんだけど

 聞いてくれるかな?」

「はい・・何ですか?」

「あのさ・・俺とつき合ってくれませんか?」


突然の事に私は止まってしまった。


「リサさん?」

「はい・・・本気ですか?」

私はどうせちょっと言ってみて

私の反応を楽しんでるんだろうとその位でいた。

「本気ですよ。初めて話した時からずっと

 いいなって思ってたんですよ」

「嘘・・そんなの信じられないよ」

「ですね・・・でもホントなんですリサさんが

 好きなんです。今はチャットしか連絡を取る

 手段が無いけれど俺でよかったらお願いします。」


突然の祐サンの告白が

私の昨日までの日々を一転させた。