祐サンは私より一つ年下で

小さなレストランで働いていて将来は

自分のお店を出すのが夢らしい

しっかりとした考えを持って頑張る

素敵な青年だった。

そんな彼は眩しい位にキラキラ輝いていた。

正反対に輝きを無くした私には

彼が格好良く見える反面

妬ましく黒い感情もチラチラのぞかせた。

そんな汚い自分がとても悲しくて

話していて楽しいのに

辛くなる

「リサさんはどんな事してるの?」

そんな質問にさえ答えられない

「えへへ。今は家事手伝いかな?」

嘘をつかないといけない自分か情けない。

「そうなんだぁ 家庭的でいいなぁ~」

「そ・・そうなの?」

「うん」

でも実際にはきっと

『働いてないなんてダメな女だなぁ~』

と、思われてるんだ

そんな悪い想像が膨らんでいた。