「結衣ちゃん?結衣?大丈夫?」

「あ・・ごめんなさい」

祐太との日課のチャットの途中で

私はぼんやりしていて

会話が止まってしまった。

「結衣ちゃんごめんねこういう事

 になっちゃってさ」

「いいよ~だってアイは

 友達じゃない」

なんて・・言葉には出すけれど

今の私には複雑で全部をそう思えない。

「ありがとう。でも絶対近い内に

 結衣ちゃんにも逢いに行くからね

 待っててね」

申し訳なさそうに言う祐太

それを見て私は

祐太を信じようと改めて思った。

だって彼は私を裏切らない

根拠のない決めつけに

私は縋るしかなかった。