「アイさん・・あのね」

「何ですか?」

ドキドキしながら私は

キーを打つ。

「その・・祐サンの事なんだけど」

「はい」

「その彼女って・・多分私・・デス」

暫くの沈黙の後。

「えぇぇぇぇ」

「あ・・あの」

「そうだったのぉ?」

「うん・・そうです」

すごく緊張した。

まだドキドキしてる

「そっかぁ~じゃぁ今二人は幸せ

 なんですね。いいな」

アイは素直に祝福してくれた。

「ありがとう。」

「これはいいことを聞いた

 楽しくなりそうだぁ」

アイは楽しそうだった。

でもこれが私と祐太とアイの

奇妙な関係の始まりだった。