「リサさんお久しぶりです」

アイが話しかけてきた。

ホントに久しぶりだった。

「お久しぶりです」

「そう言えばこの間話した

 一途な男の人の話

 覚えてます?」

祐太の事だ

「うん。覚えてますよ

 何かあったんですか?」

平静を装いながらも
 
私は心臓をバクバクさせていた。

「なんでも彼、好きだった人に

 振り向いてもらえたらしいですよ

 もうこの間のはしゃぎ様は

 笑っちゃいますよ」

アイから聞かされたのは

想像していた物とは違っていた

「そ・・そうなんだ」

「どんな子なのか追及したら

 惚気られてアホくさって感じでしたよ。」

「アハハ そうなんだ」

アイはきっと私が祐太の相手だと

知らない。

なんか・・

話を聞くのが恥ずかしい。

正直に話してしまおうか・・・。

黙っているのが辛いなぁ