祐太とアイが知り合いだったなんて

激しく動揺した私は

文字を打つ手が震えた。

「なんかその人とっても好きな人が

 居るらしくて、他の子は

 どうでもいいって

 その子が手にはいるなら

 何もいらないって言うんです。」

「そ・・そうなんだ」

「で、アイとしてもそんなの

 悔しいから誘ってみたんですけど

 そんな事出来ないの一点張りで

 びっくりしちゃいました

 今時いるんですね~一途な人って」

画面に釘付けになりながら

祐太とのやり取りをアイから

聞かされる。

「ホントだね」

そう返すのが精一杯だった。

嘘だとしてもこんな顔も知らない

世界の人の誘いにすら負けないで

私の事を思ってくれる

祐太に私は涙が出るほど感謝した。