「おはようございます…」

「おはよう。お姉ちゃん?
 目、充血してるよ?」

「あはは…大丈夫…」

結局寝れなかった…

死にそうだ…くらくらするよー…

「はぁ…」

甲板でため息をついた。

「どうした?」

「?!」

「な、ナツキさん!?」

「はよ。」

ど、どうしよー!!
どうすべき?

「ため息つくと幸せ逃げるぞ?」

ナツキさんは私に近づいてきてぽんっと頭をなでた。

『ドクン…ドクン…』

「あわわわわわ!」

思わずその場を走って逃げてしまった。