「越野さんって……」
グループの友達があたしに近寄ってきた。
……うわ、そうだ。
伊織とのこと、なんにも話してなかったもんね。
とうとう話すときがきた……?
ゴクリと唾を飲み込むと、友達のひとりがこう言った。
「赤松くんと越野さんって…もしかして付き合ってたの?」
「うーん……実はそうなの。だけど、ケンカばっかりで…」
「赤松くんがあんなに怒るとこ、初めて見た……あんな風に怒ること…あるんだね。
しかも、朝野くんと三角関係なの!?赤松くんが焦ることないのに…。
越野さん、よっぽど愛されてるんだね!!」
ち……違うような気が。
昔っから伊織は、お菓子がひとつしかないと、自分だけで食べちゃうようなヤツなの。
みんなで話し合うとか、分けるとか、そんな考え一斎ナシ。
きっと、相手があたしだからってわけじゃなく、お菓子を横取りされないように頑張ってる子供みたいな感じなんだ。
グループの友達があたしに近寄ってきた。
……うわ、そうだ。
伊織とのこと、なんにも話してなかったもんね。
とうとう話すときがきた……?
ゴクリと唾を飲み込むと、友達のひとりがこう言った。
「赤松くんと越野さんって…もしかして付き合ってたの?」
「うーん……実はそうなの。だけど、ケンカばっかりで…」
「赤松くんがあんなに怒るとこ、初めて見た……あんな風に怒ること…あるんだね。
しかも、朝野くんと三角関係なの!?赤松くんが焦ることないのに…。
越野さん、よっぽど愛されてるんだね!!」
ち……違うような気が。
昔っから伊織は、お菓子がひとつしかないと、自分だけで食べちゃうようなヤツなの。
みんなで話し合うとか、分けるとか、そんな考え一斎ナシ。
きっと、相手があたしだからってわけじゃなく、お菓子を横取りされないように頑張ってる子供みたいな感じなんだ。