だから……マジで不安だ。


「そんな不安そーな顔すんな。似合わねーから」


「上月、他に朝野の情報は?アイツさ……俺に宣戦布告しやがった」


「ハハッ、マジで?朝野はここ一番ってときに、本領発揮するタイプだからな~。伊織、頑張れ!」


「お前……絶対、楽しんでるだろ……」


「いやいや……ま、さっさとやることやっとけって。

彩花ちゃん、そーいうの大切にしそーだし。ヤったらコッチのモンだろ?」


「さー……どーかな……」


キスしたあとは、想像以上にウットリしてた。


あの調子で、体の関係に持ち込むか……って言っても、


どのタイミングで彩花にそーいうことするのか、悩む。


夢では上手くいきそーだったけど、


現実は……。


アイツ……


俺のこと、怖いって思うかな……。