スゥ……と、深く息を吸う。




こんな場所で……っていうのもなんだけど、早く言ってしまいたいから……。




朝野くんに聞きたいこと、




伊織が言ってたみたいに、ちゃんと自分の口で聞いてみよう。













あたしはジュースを一口飲んで、テーブルに置くと朝野くんの方を見る。




あたしに期待の笑みを向けてくる朝野くん。




「朝野くん……あのね……」




思い切って話そうとしたら、膝に手を置かれた。




……えっ?




そして、膝の上に置いていた手を上からギュッと握られる。