『先生!どうして、杉浦さんがアンカーなんですか?美帆は走るの得意じゃないのに。もっと得意な宮沢君と代わってもいいと思います。』



そう一気に里沙は話した。

私は今にも泣いちゃいそうで、喋ることができなかった。




すると、先生が私の方を見て話し始めた。




『アンカーを今までにやったことがある?』