「大丈夫?美帆。」

選手決めが終わり、今は休み時間。

心配そうに話しかけてくれたのは、幼稚園のころからの親友の木村里沙(きむらりさ)。


『里沙~!どうしよう!私、本当に無理!アンカーなんて無理だよ。』


もう、半泣き状態だった。里沙がいなかったら、大泣きしてたかもしれない。


『先生に聞きに行こう!それで代えてもらおう?』


「うん。」


里沙ってホントに頼りになるね。


里沙のそういうところ、私、大好きだよ…