月末の引っ越しに向けて、デスク配置などの打合せをしたり、異動関連で一日どたばたした。
きっと、しばらくそんな日々が続くだろう。
それでも、次の企画を立ち上げなければいけないし、やることはたくさんある。
「民族大移動やな~!」
「七海、楽しそうだな・・・」
「パソコン配線変更とか、めちゃくちゃ面倒だぞ。」
純粋に引っ越しを楽しんでいるようにしか見えないセッテに、男性社員がうんざりしたように溜め息を吐いた。
「え?楽しいやん、なんやわくわくせえへん?新しいトコ。」
新しいと言っても、同じビルの同じフロアだ。
変わらない風景だとおもうのだが。
鼻歌でも歌いそうな勢いで、セッテはテキパキと頼まれた書類を整理していく。
「お前、変なヤツだなぁ。」
変な奴と言われ、一瞬キョトンとしたセッテは、笑いだした。
「そらほめ言葉やで!」
彼の周りは、自然と笑顔が絶えない。
気持ちを吐きだして少し落ち着いた佳乃は、デスクの整理をしながら、そんな彼らを遠目から、気付かれない程度に見ていた。
きっと、しばらくそんな日々が続くだろう。
それでも、次の企画を立ち上げなければいけないし、やることはたくさんある。
「民族大移動やな~!」
「七海、楽しそうだな・・・」
「パソコン配線変更とか、めちゃくちゃ面倒だぞ。」
純粋に引っ越しを楽しんでいるようにしか見えないセッテに、男性社員がうんざりしたように溜め息を吐いた。
「え?楽しいやん、なんやわくわくせえへん?新しいトコ。」
新しいと言っても、同じビルの同じフロアだ。
変わらない風景だとおもうのだが。
鼻歌でも歌いそうな勢いで、セッテはテキパキと頼まれた書類を整理していく。
「お前、変なヤツだなぁ。」
変な奴と言われ、一瞬キョトンとしたセッテは、笑いだした。
「そらほめ言葉やで!」
彼の周りは、自然と笑顔が絶えない。
気持ちを吐きだして少し落ち着いた佳乃は、デスクの整理をしながら、そんな彼らを遠目から、気付かれない程度に見ていた。