「…~っっ!」



──…ポチャン…



私の頭を狙うかの如く飛んできた“何か”は、ゆっくりとお湯に沈んでゆく。



慌てて沈みきらないうちに掬いあげると…



「ね、ネックレス…?」



黒い紐を通された、真っ白に輝く勾玉のネックレス…



よく目を凝らせば、勾玉に文字のようなものが見える。



「うーん…???」



何だろ…どっかで見たような…?



そんなアバウトな記憶を頼りに無い頭をフル回転させてみる。



──…刹那、