暫く月を眺めたあと。



葉月の「そろそろ出よっか」という言葉と共に、私達はお風呂を出た。



「お風呂すごかったねっ!」



ルンルンの舞璃に「ね~」と返しながら着替える。……可愛いやつめ←



「夕飯って何かな?お腹空いた~」



結羽香、目がキラキラしてるよ。キラキラオーラがいつも以上に眩しいんですけど←



「そういえばお腹減ったかも」



三人で喋りながら着替える。



「…ん?」



「陽、どうかしたのっ?」



可愛らしく小首を傾げ、私を見つめる舞璃。ああもう何でそんな可愛いのさ!



あ、そうじゃなくて。



「のぼせちゃった?…大丈夫?」



結羽香も心配そうにこちらを見る。



くぅ…っ!何でそんな髪ツヤツヤなのさ!長い黒髪をさらり、揺らす結羽香は女神さま。





…あー…短時間でめっちゃ心折れそうなんですけど。



「ひ、ひなたぁーっ…」



「き、聞こえてる?…おーい…?」



「∑(゚∀゚;)!!? え、あ、聞こえてる聞こえてる!」