そのまま歩いていると、タイムマシンを見つけた。

さっそく二人は乗り込む。

タイムマシンの日付を2010年8月に戻す。
過去に二人で出発だ。

プシュー、ブーブーブー
グワングワン グワングワン

二人の乗ったタイムマシンは2010年に出発した。


それにしてもなんで10年後は戦争だったのかしら?

ああ、俺も同感だ。 だけどなんで俺たち同じ時期に同じ未来に行ってたんだ?

そうだよね、私は運命を感じる。

せっかくだから正直に言うね。

私、あなたの事が前からずっと好きだった。彼女がいるから何も言えなかったけど、いつも遠くからあなたを見てたの。 ずっとずっと好きで、好きで好きでしかなかったんだから。
えっ?そうなの?俺はぜんぜん気がつかなかったよ。

でしょうね、だって近寄らなかったし、誰にもあなたの事が好きだなんて、しゃべってないから。

ねえ、私と付き合ってくれない?

でも、俺には彼女が…

わかってる。でも、どうしても好きなの、お願い。彼女とは別れて、私と付き合って、ねっ、お願い。






その時、ものすごい爆発音とともに、ずしんと衝撃を受ける。
なにが起きたのか検討もつかない。


当たりが急にライトで照らされ、大勢の時空捜査管に捕まり取り押さえられる。
おい、お前たち、いつの時代からきた。
ここは立ち入り禁止地帯だ、直ちにここから去れ!


は、はい。

どちらに行けばいいのですか?

今は2010年いきは封鎖されている。違う時代の道しか空いていない。


そんな、それじゃあ俺たち帰れないじゃないか。

そうよ、そんなの聞いてないわよ、なんとか帰る方法はないの?

しょうがない、お前たちは2020年の出来事をみた。返すわけにはいかない。

なによ、それ。ラジオで放送くらいしてればいいじゃないのよ。

いや、これはトップシークレットだ。
誰にも知らせる訳にはいかない。


じゃあ私たちはどうなるの?

直ちにここから去れと言っているだろ!

もうやめろ、行こう。

二人は帰るあてもなく時空をさまようのであった