「なな…」

俺はななを振り返ると同時に

ななの腕を引っ張って
自分の方に引き寄せた。


「俊太…?大丈夫?」

驚きつつも
大人しくしているななが
可愛すぎて。


俺はななを力いっぱい
抱きしめた。



好きになってごめん。

素直に応援出来なくてごめん。

弱くてごめんな。



でも…今日だけ…
いや、今だけ許してくれ。

もう少ししたら
いつもの俺に戻るから。