ぐたっ…という気持ちの中目が覚めた。
ここは…私の部屋?でも、昨日は本のとこで記憶が途切れてる。
寝ながら歩いちゃったとか!?まさかね…。
部屋のドアがなった。
「お嬢様。朝食の用意ができております。」
前からいたメイドさんの声だ。
ごそごそと制服に着替えて、朝食をとりにいく。
いつでも笑顔。
そうやっていないと両親は喋ってくれない。なのに、やたらと自分たちの目の届くところに私をおきたいらしくて。
まったく矛盾してる両親だと思う。

朝食の準備であまり廊下を歩いている人がいない。
別に寂しくなんか…ない。
その場所についた。なんとなく、風を探してみる。気になんか止まってないけど。
あたりを見回しても風はいなかった。