将太がいなくなって1ヶ月後、初めて学校に行った。
玲那は内容を知っているがその他の人は亜夜が落ちてる意味が分からない。
佑は相変わらずカウンセリングに通っているらしい。
亜夜の世界は静かになっちゃった。。。
大切な人が一人いなくなるだけでこんなに静かになっちゃうんだ。。。
亜夜はどんだけ将太の事大事だったんだろう。。。
体の一部的な感じだったのかな。。。居なくちゃいけない存在だったのかな。。。
いつもこんな感じで落ち込む。だって無理だもん。こんなのにどうやって立ち向かうの?どうやって過去に出来るの?
亜夜には到底無理。いつもそばにいてくれる玲那には悪いけど、こんな恋あんたはしたことがあるの?
無いくせにわかるよ。とか軽々しく言わないでよ。最高に辛いんだから。
でも、そんな闇のどん底にいる時いつも話を聞いてくれた二人がいる。
立川大毅と斎藤博之
タチカワヒロキ サイトウヒロユキ
こいつらはいつも落ち込んでると「大丈夫か?」って来てくれる。
最初は別にどうでもよかった。てかしつこいって思ってた。
でも、それも毎日来てくれると本当に心配してくれてんのかな?って思ってきて少しづつ心を開くようになっていった。
二人には色々相談に乗ってもらったり話を聞いてもらったりした。
正直本当に嬉しかった。
でも、ある日帰りにちょっと残っててと大毅の方に言われた。だから帰りに残って待ってた。
話ってなんだ?本当にもぅ早く帰って寝たい。。。
ここに居ると思い出す。。。隣だったし。。。
あー・・・やっと来た。
「話ってなに?」
少し沈黙が続いて大毅が口を開いて
「あ・・・あのさ、付き合ってくんない?」
・・・ん?なにを言ったの?この人。亜夜まだ結構辛いんだけど。
他とか考えられないんだけど。。。
「え・・・無理。まだ辛いし。」
「じゃあ俺の事その将太って奴の代わりにしていいから。」
代わりなんかやだ。大毅は大毅だし、将太は将太だから誰かを代わりとかそういうの嫌だ、、、
「少し時間頂戴。」
「了解」
それだけ言うと亜夜はダッシュで家に帰った。