「亜夜・・・俺はもぅ逝くかも知れねぇ。でもこれだけは言っとく。世界で一番最高に好きだった。ありがとな。亜夜」

亜夜にそう言うと綺羅姫羅の将太の下にいた人が呼ばれて話を聞いて涙ぐみながら

「ありがとうございました。ゆっくりお休みください。いってらっしゃい。俺らも逝ったらまた世話してくださいね。」

と言った。将太はニコっと笑った。そのあとに拳を出してきた。挨拶だ。さっき話を聞いた奴が最初にやると、グループみんなやっていった。

挨拶する時にみんな一言「お疲れ様でした。」とか「お元気で。」とかいっぱい出てきた。しかもみんな今度はちゃんと泣いてる。

止めないでちゃんと泣いてた。うん。偉い。次は親に話しかけていた。

親は「分かったよ。この親不孝。お疲れ。またな。」

そう言っていた。母親の方は泣いて何も言えなさそう。。。最後に玲那。

最高の恋しろよって言われたって後で聞いた。

玲那は「ありがとう。バイバイ。また会おうね。」

そう言って何処かへ行ってしまった。亜夜は泣きたくても泣けなかった。

いや。正式に言えばその時は泣けなかった。最後にまた亜夜が呼ばれた。

近づくと言い忘れたと言って頭を持たれおでこにキスされた。最後の最後に

「最高に愛してる。」

そう言って将太はみんなの手の届かない場所に行ってしまった。

みんな号泣してるのに亜夜泣けない。。。なんでだろう。。。

なんで・・・?わかんないけど、泣けない。人間って面白いね。受け入れられないと泣けないんだもんね。。。

なんでなんだろうね。。。

将太が逝っちゃって一週間後葬式が行われた。

もちろん出席した。これで顔見るの最後になっちゃうんだね・・・

将太の顔ちゃんと覚えておかなきゃ。一緒に撮ったプリも残ってるけど、それとプラスでちゃんと覚えて帰るよ。

そして将太が焼かれた。骨になって出てきた将太。案外ちっちゃかったんだねw

亜夜が身長でかかったから厚底でも履いてたのかな。。。?

納骨を手伝った。それプラスで将太のお母さんに

「これいつも将太がしてたネックレス良かったらつけててやって?」

そう言ってもらったのはあの日将太がつけてなかったネックレス。。。

「はい。ありがとうございます。。。」

この時初めて大泣きした。

将太の死を受け入れた瞬間だったのかも知れない。。。