目を覚まして1週間がたっていた。
将太は相変わらず腹痛そう。。。まともに飯も食えないし。。。
だからどろどろのおかゆみたいの食べてる。将太は時々
「まともな飯食いてぇ。」
って言ってる。その度に謝るんだ。ごめんねって。でも将太は亜夜のせいじゃないって言う。。。
完璧亜夜のせいなのに。。。
そう思ってうつむいているといきなり名前を呼ばれた。
手招きされるので言われるがままベッドの方に近づいた。
「久々に一緒に寝よう?」
頷くだけした。嬉しすぎて言葉が出なかったから、、、
布団に入るといきなり覆い被さってきた。付き合い始めの時と同じ。
でも今回は違う。あまり動きすぎるとお腹の傷が開いちゃう。。。
でもそう言ってもお構いなしなのか別にいいのと言われキスされた。
「ここ病院だし簡単に声響くから声出すなよ?」
・・・いじわる。こういう時に限っていじわるになるのどうかと思う。。。
でもそう言う将太も大好き。とか思ってたら心の中を読まれたのか。。。
「亜夜?大好きだよ。」
重なってる最中になんか初めて言われた。。。すごい嬉しかった。。。
「亜夜も大好きだよ。」
初めて言った。。。こんなに緊張するんだね。
初めてを教えてくれた君に感謝だよ。
事が終わると傷が痛むのか、いきなり苦しみだした。
ナースコールを押して急いで来てもらった。
綺羅姫羅の奴らにも来てもらった。玲那にも将太の親にも。。。
たくさんの人に見守られてたほうが将太も頑張れると思うからって。
亜夜は将太の手を握っていた。だって、まだ離れたくないもん。辛いもん。
「ねぇ?将太?頑張ってね?」
亜夜が言うとみんな一斉に応援しだした。まだ死ぬのは早い。とか、彼女のためにも生きなくてどうすんの!っていっぱい飛んでいった。
将太には聞こえてるのかな?もし聞こえてるなら返事しなよ。。。
そう思ったとき少しだけ将太の目が開いた。
なにか言いたげな顔をしていたから耳を近づけた。
「・・・・・・・・・・・・え?」
聞きたくもない言葉だった。。。