「だそうですので。ボコボコやっちゃうか♡m♡」
そう言って殴りかかろうとした時。
え・・・?佑が目の前からいなくなって・・・
将太の前に?しかもあいつ!
・・・手には刃物を持っていた。あぶね!ヤバイ!
取り返そうと思って後ろ追いかけた時にはもぅすでに遅かった。。。
佑が持っていた刃物は将太の腹に思いっきり刺さっていた。
佑手や服には返り血が付いていた。
「・・・い゛ってぇ!!!!!!」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘・・・・・・・・・。
病院電話しないと。・・・電話をしてすぐに救急車が来た。
佑は何を思ったか知らないけどニヤっと笑っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・こいつ。とうとう狂ったか?
とりあいず玲那をここに残すわけにはいかない。。。
あんな薬中みたいなのと一緒にいさせたらとんでもないことになる。
「玲那!一緒においで!んであんたらは将太の家行ってな!分かったね!」
それだけ言うと亜夜と玲那は救急車に乗っかって病院に行った。
どれだけの時間がたっただろう。。。玲那は疲れのせいかなんなのか知らないが
眠りについていた。亜夜は祈ることしか出来なかった。
手術中のランプが消え、医者がでて来た。
医者いわく一命は取り留めたがそう長くはないとの事・・・
嘘。。。亜夜のせいだ。亜夜があんなこと考えたから。。。
あんなこと考えなければ将太はこんなことになんなくて済んだのに。。。
そう落ち込んでると、将太がベッドに寝て出てきた。
看護婦さんにしばらくの間一緒にいてあげてね。と言われ、着替えなど全部持ってきた。もちろん玲那も。
あ。そうだ。あいつらにも言っておかなくちゃね。将太の親にも。
あいつらにはそう長くはないけど今頑張って生きてるから今度病院おいで。待ってるから。と言っておいた。
みんな目が潤んでいたが、泣かないように泣かないようにと我慢していた。
そういうの見てるこっちが腹立つから、泣きたい時は思いっきり泣け!笑いたい時は思いっきり笑え!そう伝えた。
これはいつも将太がこいつらに言ってた言葉。それを言った途端張っていた糸がプツンと切れたかのようにみんな号泣しだした。
親には学校の友達に刺されて、一命は取り留めたがそう長くはないとあったことを要約して伝えた。