「別にやんのは構わねえよ。ただ痛い目見るのはそっちだぜ。」

まぁた入学式みたいじゃねーか・・・

本当だるいことって嫌い。。

と思って一人殴りかかって来たからひょいと避けて

膝蹴りでも食らわそうかな。。。

って思ったとき。。。後ろから聞いたことのある声がした。

「亜夜?!ここにいんの?!」

結城?なんでここにいんだよ。亜夜一人で始末できるっつのに。

「来んじゃねーかんな!あんたはそこで見てな。」

素直に聞いたのか入口で見ていた。

一人一人綺麗に片して行ってあっけなく終わってしまった。

こいつらもつまんねーの。。。雑魚の集まりかよ。

とか心の中で思いつつ玲那に縛り付けてある紐を解いた。

「帰るよ。話は後でゆっくり聞く。」

「うん。。。ありがと。」

こいつは可愛いから結構声かけられる。でもそこまで腕っ節は良くない。

だから亜夜から離れるなって言ったのに。。。

なんでこの子はすぐに離れるんだろう。。。

しかも佑出来たから余計に安心出来ると思ってたのに。。。

佑は佑で何してんだよ・・・こんな時に彼女のそばにいないって

どういう精神してんだ?あの馬鹿は。。。

あとで説教食らわすようだな。。。

結城は終わったのを見届けると玲那の方に来て

「大丈夫か?」

とか、優しく声をかけていた。

んまぁ、こういう時の接し方は一番わかってるんじゃないかな、、、

こういうこといっぱい経験してそうだしね。

亜夜は自分の事しかなったことないし、そんな人とつるまないし。

つるむとしても玲那とか佑しかなかった。んまぁ、今はグループ入っちゃったから色々大変になりそうだな。。。

とりあいず亜夜ん家連れて行くか、佑も呼ばんなきゃな。

と思って佑にかけようとした時、玲那に止められた。

「佑にはかけないで。。。今やだ。。。」

これ佑関係だな。。。絶対。亜夜の読みは見事に当たっていた。。。