朝・・・?あー、そう言えば昨日は色んな事があって疲れて帰ってきて速攻寝ちゃったんだよね。

「・・・あ?なんで携帯光ってんだよ。」

朝なんか亜夜の携帯は光ることがそれほどなかった。あるとすれば緊急の場合。

「こんな朝っぱらから誰が何の用なんだよ。」

少し憂鬱になりながら、携帯を開いた。メール?電話?なんでこんなに不在着信が大量にあるんだよ。

しかも誰だよ。知ら番と玲那から電話が来ていた。

あ?今何時だ・・・?携帯に視線を落とすと10時30分・・・?

亜夜どんだけ寝てたんだ。でも別に自分に不利になる立場でもないし、かったるいし今から行くか。

てかこの知ら番誰だよ。佑のは入ってるし、咲良も入ってる。優也も。じゃあ誰?

・・・まさか。。結城?!え。でもなんで?何の用だよ?とりま一回かけてみるか。

呼び出し音が鳴り、鳴ってすぐにがちゃ!って言う音がした。

「もしもし?!お前今どこにいる?!」

。。。この声は・・・

「結城?!なんで亜夜の番号・・・あ、咲良か。んで?何の用?」

眠いしだるいし、めんどくさい内容とかだったら断ろ。学校行って玲那に相談だってあるし。

「いや。だからどこにいるん?もし家ならさっさと外出てこい。」

ん?今すっごい命令口調だったような・・・?まぁ別にぃぃゃ。疲れてるし。

「んじゃ今から風呂とか入るから、30分くらいかかるよ。」

とだけ言い電話を切った。あぁーめんどくさい。もうちょっとゆっくりできると思ってたのに。

とりま風呂。。。親はどっちも仕事でいない。だからこの時間は大好き。一人で自由できるから。

風呂準備完了。あー入るか。頭とか洗って湯船に入った。

そこで考え事をしていたのかぼーっとしていた。昨日の優也・結城の事。

なんだったんだ?優也は訳わかんないこといきなり言うし、結城は結城で喧嘩見込みかよ!

なんなんだか、、、本当亜夜の周りの人みんな訳わかんない。

風呂から上がり制服に着替えた。

「あ・・・やっぱり重い。固い。なんなの。」

用意して玄関から出ると。

・・・何事?!

想像を超えるものが外で待ち受けていた。