−−−−−−−−−
−−−−−−
−−−



「……昂…一緒に帰ろ?」


また駄目元で誘ってみる


「無理」


そしてまた、昨日と別の子の肩を抱いて教室を出ていった


これまで一年間、一度だって放課後誘うのを怠った日はない


毎日、断られるのは目に見えていながらにして私は少しの期待を胸に抱きながら誘う


結果は変わらないんだけどね…


今日は玲奈も彼氏と帰っちゃったし…仕方ない…一人で帰ろ……


学校から出てしばらく歩いていると、目の前には見覚えのある二人の影………


考えなくったって一発で分かるよ…


だって大好きなんだもん……


…………昂…


そうなると、隣にいるのはさっき肩を抱かれてた女の子だよね……


あー……私…邪魔かな…?


あの横を通らないとこの道からは帰れない……