「………俺が好きなら……もう一度だけでいい…もう一度だけでいいから俺を信じて……
絶対お前の信用取り戻してみせるから……約束するから」



私の耳元で、甘くも切なくも聞こえるアナタのその声は嘘だとは思えないほどの温かさを持っていた


もう一度……もう一度だけアナタを信じてみてもいいですか?







「……………もう……次はないからね?」


「……ぉ、おう…?」


「………別に女の子と話すなとは言わないけど、ちゃんと私にも構ってくれる?
あっでも浮気は許さない」


「もうしねぇよ!!
って……それってまた俺と……??」



私は、返事の変わりに昂の腰に手を回してギュッと抱きしめ返した