「……他の女と遊んで……浮気したことは認める…
変に言い訳なんかしない。ただ一つだけ分かってほしい事がある…
俺は、菜瑠が好きだ」


少し強引で力強いその瞳は、真っ直ぐ私を捕らえて離さない


…………そして、私もその瞳から目を逸らすことは出来なかった


「……菜瑠が初恋だった…告白して付き合えたものの、どう接していいか分からなかった。
少しでも、目が合ってしまえば少しでも、声を聞いてしまえば俺はお前に対する気持ちが大きく膨らんで……自分を止めることが出来なさそうだったから…」