「……おまっ…女のくせに足はえーんだよ…」


………そりゃ中学は陸上部でしたので…


てか、そんなこと言うくらいなら……


「そりゃどうもすいませんね!可愛げなくて!
次は足が遅くて可愛らしい女の子と付き合ってみれば?」


プイッとそっぽを向く

早くこの場から離れたい

でも、私の腕を掴んでいる昂の手がそれを阻止する


「……だから、俺はお前が好きなんだよ!なんで他の奴なんかと付き合わなきゃいけねぇんだよ!」