ご飯を食べ終わった私達は
店をでた。


「どーする?今から。どっか行く?」


奈美が皆に問う。


「いーね!ボウリングでも
いくー?」


みんなが、盛り上がってる中、


「ごめんね、みんな。私、帰るの
遅くなったらいけないから
もう帰るね。」

ほんとは、門限なんてないんだけど
これ以上皆に気を使わせたくなくて
帰るのを選択した。


「え、果歩帰っちゃうの?じゃあ、私送ってくよ」


奈美が心配していってくれた。


「いーよー!奈美はみんなと楽しんで」


「えー…でも「俺が送ってくよ」

奈美の声と被さって
ひとりの男の子が言った。

「そーだね!いいじゃん!果歩、
送ってもらいなよ!」

奈美が笑顔で同意する。


えー?嘘でしょ!
人見知りなのに、そんなの
緊張しすぎるよ~!