その声を辿って顔を上げると
めんどくさそうな顔をした
男の子がたってた。


え、もしかして、
助けてくれるの?


「あ、たす…「そこ、俺の特等席なんだよね。」


たすけて!

そう言おうとする声に被さり
男の子が続ける。


「晩飯、食べたいんだけど」


持っていたコンビニの袋を
こっちに向けてだるそうに言う。


なに、それ?


「は?お前…」


バチンッ!!