放課後、俺はりゅうたちと桜井かなの墓に行った。 「ここだよ」 ・・・ここが、『桜井かな』の・・・ なぁ、なんで俺なんだ? 俺とお前は考え方が違う。 なのになんで俺に託すんだ? なんで俺をえらんだんだ? 何も聞こえない。 答えてはくれない。 そのかわりに、 - ドクン、ドクン - 俺の心臓が大きく揺れた。