翌日、私は背中と右肩の痛みを堪えながら、重い足どりで学校へ向かった。






ガラガラ―


(…あいつら、もう来てる…。)


私が席に着くと、笹本 結衣が近づいて来た。



「おはよ〜岬。」

「お、おはよう…」

「さっそくなんだけどさ〜、放課後帰らないで教室に残っててほしいんだけど?」

「……うん…。」

「じゃあまた放課後ね。」




私は放課後までの時間を、怯えながらすごした。