お母さんって
何でこんなに勝手なの?



しかも理人おじさんって


私の知ってる理人おじさんは



あの、久音 理人さんでしょ

久音って、日本でも外国でも
有名な大企業じゃないっ!


そんな方のお家に

住まわせて貰う事になったら……落ち着くはずなんてないけど、落ち着かないよぉぉ!


あ、でも私もう17歳だし


1人でこの家にすめるし、
理人さんなら認めてくれるかも




「けどお母さんも、理人おじさんって、確かにお母さんと同い年だから、おじさんかも知れないけど あの見た目でおじさんはないよぉー」


お母さんも理人さんもそうだけど


37歳には見れない顔


理人さんは

背が高くて、イケメンだし


おじさんとは言えないよー


お兄さんって感じかなぁ



キィっとドアが開く音にも
気がつかない真白


「父さんもそこそこおじさんだぞ。」

「えぇー。そうかなぁ?……ん?」


私しかいないはず…


理人さんでもないよね?


ゆっくり後ろを振り返る


そこには、


しゅっとした、切れ長二重の目に 鼻筋の通った高い鼻

日本人を象徴する真っ黒な
髪の毛と瞳


とってもイケメンな


小学生がいた