「お兄ちゃんに勉強教えてもらうんでしょう?」 呆れたようにお母さんが言った。 そうだ!お兄ちゃん、待っててくれたんだ。 私はお母さんにお礼を言い、宿題を持ってお兄ちゃんの部屋に行く。 コンコン 「ん。柚希か?」 ドアを開けて確認した。