目が覚めたときには、もう夜だった。

「いつのまにか寝てた…?」

ベッドから体を起こす。

そのとき、部屋のドアが開いた。

「柚希?お兄ちゃん待ってるわよ?」

お母さんだ。

「待ってるって?」