屋敷の中に入ると、シャンデリアと、豪華な絨毯に階段。 私が歩いてもいいのか?というような気分になる。 「広いし綺麗だし、私なんかが歩いてもいいのかな」 つい口から思っていたことが出てしまった。 それが聞こえたのか、ブフッと前から聞こえた。舜さんだ。 「お前、面白いやつだな」 褒められた…の? 舜さんは、私に向かって言い、笑っていた。 その表情が、とてもかっこよくて、忘れられそうにない。